しょうた日記 平成34年9月




34-09-25

腐男子だけど、偽りたい

きのうの金曜ロードショーでは「竜とそばかすの姫」をやっていました。
一般人は細田守と新海誠の区別がつかないらしいので、「すずめのとじまり」公開に合わせて流したんだと思うっちゃね。そうに違いない……。
そんな混同されがちな二監督の見分け方は……

性癖!!

ショタコンが細田守で、NTRが新海誠ですね!

そんな細田監督なんだけど、しょうたとは絶望的に趣味が合わない……。
作品自体は普通に好きだけど、一番力を入れていると言われているおとこのは何一つ刺さらない。なぜ……?

ショタとひとくちに言っても、ロボと一緒に世界征服を企む悪い大人と戦う小学生やひと昔前のサンデー漫画にありがちな女装が似合う中学生から、しょうた的にはショタ要素is where?な半ズボンを穿いている以外は乙女ゲーのキャラと変わらないようなお兄さんや汚物ガチムチ筋肉ダルマまでとても幅の広いジャンルだけど、細田監督の描くおとこのこは耽美さや美しさを重視していて、乙女ゲーの年下枠、言ってみれば小さな美青年って感じがするのです。

細田監督はショタに限らず中高生男子やイケおじの描写にも定評があるし、しょうたはあの人はショタコンではなく腐男子的な趣味を秘めていて男性全体の描写にこだわりを持っているので少年にも気合が入っているだけだと思うっちゃね。
34-09-21

ギャルゲー民俗学

しょうたもおとこのこなので、ギャルゲーやエロゲは好きです。
きょうも、しょたが同級生の おんなのこ や おとこのこ や おねいさん と一緒にヒミツの体験をするゲームをやりました。

この手のゲームの全盛期は90年代末から00年代前半だから、昔のゲームも結構やる……というか昔のゲームばっかやってるんだけど、20年も前のことだから絵柄以外でも今の感覚からしたら懐かしさや違和感を感じる描写が結構あるよね。
主人公の部屋に置いてあるテレビがブラウン管なのは当たり前で、オタクが日本政府転覆を企む犯罪者集団だと思われていたり、O157が流行してたり……。
しょうたメモの平成ネタもギャルゲーから拾ってきたものもあるよ……。

でも、こういったテキストを流し読みしてもわかるような直接的な事柄だけでなく、テキストのちょっとした表現にも感覚や時代の違いが表れていたりします。
たとえば、とあるゲームでは夏休みの終わりの天気を「秋空」と表現していたけど、異常気象の状態が正常になりつつある今、8月の終わりは秋空ですか?
みんないつまでも続く真夏日で干からびてますよ!?

しょうたは、ギャルゲーやエロゲも後の時代の人々に平成の生活について教えてくれる記録として価値を有しているものだと思います。
誰か「ギャルゲーから解き明かす平成のオタクの情報伝達手段の変遷」とか研究してみませんか?
34-09-13

ジャガイモ畑を捕まえて

ついったで、こんなツイートがバズっていました。 これはひどい暴論ですね……。
泣きました。しょうたは運動部出身で、ショタコンで、ロリコンで、ぱんつフェチで、性犯罪者予備軍で、三田会会員です
ついったはキモオタの巣窟なので運動部員へのコンプレックスを何年経っても引きずり続ける彼らにこういう言説が刺さったのかもしれませんが、これは言いすぎです。
全ての運動部が蛮族ではないです。
さすがに全ての運動部がレイパー集団ではないです。

「全ての運動部員」ではなく、「全ての運動部」が発情期の猿ではないです。

……この書き方からすると、一部の部には当てはまるのかよって?

うん……。
野球部の暴力性の高さ及び性欲の強さにはしょうたも同意します。
同じカースト上位の部活でもサッカー部は面白い人や気配りができる人も多いのに、野球部っていちいちむさ苦しいし、力で全てを解決しようとするクズばっかじゃん……。
今日はその話です。
あ、誤解のないように先に言っておくけど、しょうたは野球を見るのは普通に好きだからね!
ホークスが優勝したり日本一が決まった時は西スポ九スポを買う程度に好きだからね!


じゃあ本題に入ろうか。
野球部はいちいちむさ苦しいけど、あのむさ苦しさ、すなわち昭和のスポ根的な根性論こそが諸悪の根源だと思うっちゃね。
理論に沿ったトレーニングより無意味なしごきが成長させるという苦行信仰や、長幼の序や目上の人への敬意のレベルを超えた先輩と監督への絶対服従、そして場合によっては体罰さえ肯定……など、大戦末期にグダグダになったあとの日本軍と変わらないような異常な風習が暴力的になる原因ってことは火を見るより明らかです。

では、あの異常な性欲、フェミ的に言えば性的加害性は何が原因なのでしょうか?
しょうたは昭和的スポ根世界に起因する認知のゆがみのせいだと思うっちゃね。

全員とは言わないけど、野球部は女を自分のために尽くして当然ぐらいに思ってるはずです。普段関わる女子が自分たちのために尽くしてくれる女子マネぐらいだからです。
強豪校になってくると応援に駆り出されるチアや吹奏楽部がもいるけど、彼女たちも形は違えど野球部のサポートをやらされているという点では女子マネと変わりありません。

女子マネが男子部員に尽くす構造はサッカー部とか他の団体競技の部活でも同じだけど、野球部は部活以外での女子とのかかわりがほとんどない点が特殊です。
サッカー部とかはオフの時に女子グループと遊びに行ったりもするけど、野球部は長時間拘束で自由な時間もそんなにないしジャガイモなので女子と遊んだり話したりすることもないでしょ?
ちなみに、テニス部とか弓道部とか男女一緒に練習したりする部活の人は女子と関わる機会が多いのでガツガツしてないし、リベラルな男女感を持ってるとしょうたは感じます。吹奏楽部のように常に一緒になると女性の怖さを身をもって体験するからなのか、女性不信にもなるってさ。

野球部はこうやって女をモノ扱いする考えを持つに至るわけですが、残念ながら長時間拘束のため考えを改める機会も与えられません
ひねくれたオタクもなんJあたりに毒されて (なんJは野球板が発祥で初期は野球経験者も多かったというので、あそこの女叩き文化も野球部由来かもね。知らんけど。) 似たような考えを持ったりはするけど、バイト先や女性の絵師さんとの交流など何かしらのきっかけで考えを改めることはあります
しかし、野球部員は野球部という閉じた集団以外とかかわりを持つ機会も少ないのでそのようなきっかけもなく、ただ集団内でエコーチェンバー的に女=モノという歪んだ考えを強めていくだけです。 (あのPL学園でまったく毒されずに自分を保っている桑田は本当にすごい。)

ここまで野球部を中心に書いてきたけど、しょうたは

野球というより野球部にはびこる高野連が好きそうな昭和のスポ根的世界が暴力性の原因になっている

と思うっちゃね。
なので野球部でもしごきはやめて効率的なトレーニングを取り入れる、オンオフはっきりさせる、部内でも意見を交換できるようにする、育毛解禁……等時代に合った形の指導をしている学校ならDQN養成所にはならず、スポーツを通じた人間的成長も達成できているだろうし、逆に野球部でなくても巨人の星みたいなスタンスでやってる部活はクズを量産していると思うっちゃね。
もう平成がはじまって30年経つから、いい加減前時代的な風習は捨てるべきだと思うんだけどね。
34-09-10

1周年

しょうた11歳は今日で開設1周年を迎えました
ワアァァァァ~!!

飽き性のしょうたが1年間活動を続けられたのは読んでくださった皆様のおかげです。
Ⅴテキの皆さま、VNIの大先輩方、その他サイト管理人の皆様。

全ての出会いに感謝。

ありがとうございます。

さて、1周年だし、過去のしょうたについて振り返ってみましょうか
まずは嬉しかったこと……。
直近だと、「射~sya~」や「平成の小学生の日常」の作者の大塚志郎先生についったでフォローしていただけたこと。
1年間平成の日常生活についてまとめてきたきた甲斐があいました。

あとはバーチャルネットストーカーのヨシミさんにストーキングしてもらえてことですね!
大手に取り上げられていただけるなんて感無量!!

じゃあ、つらかったこと……。
やっぱりギャル以外の平成文化の再評価が進まないことかな……。
山下メロさんや江崎びすこさんが頑張ってるのはわかるけど、平成レトロなんて言っても所詮テレビに出た一瞬だけ消費される存在で、「平成における昭和懐古」のような継続的なムーブメントは起きていないし、ジャンルとしても確立されていない状況です。

しょうたがデビューしてからの1年間だけでも、i-modeやteacup掲示板が終わり、エリザベス女王とゴルバチョフ大統領が亡くなり、MDプレイヤーの販売は終了し、永久に終わらないと思われていた西鉄電車の高架化も完了し、かしいがえんは閉園しました。
しょうたの中では相変わらず平成が続いているけれど、平成は遠のいています平成のものは現在進行形で消えています
まだ平成のものが多く残っている今のうちから保護活動を進めないと、さらに多くのものが失われて手遅れになるでしょう。
特にハイテク (死語) な平成のモノは、構造が単純でオーバーフローさえすれば半永久的に使える昭和のモノと違って寿命も短いので。
平成文化の担い手だった氷河期世代のおにいさんたちも既に四十路。そろそろ亡くなる方も出てくるお年頃……。
「平成」を保存するために残された時間は長くはないのです。

振り返りはそんなところかな~……。
うん。色々あったね。

しょうたはバーチャルネット墓暴き (Webアーカイブから昔のサイトを読む。) が趣味なので、ほかん庫に残っているURLをもとに往年のVNIの皆さまのことも楽しく読んでいるのですが1年半ぐらいで引退される方が多い気がするので、2周年を迎えられるよう次の1年も更新を頑張りたいと思うっちゃね。