おしゃピーの間ではy2kなんていって平成ファッションが流行ってるようです。
y2kといいつつ平成初期の要素が多分に混ざっているように見えるけど、それは気にしないお約束。
そんな平成リバイバルのせいなのか、ネットでちょっと平成のファッションを振り返ろうとするとギャルとかスニーカーとかまとめられたページがゴロゴロ出てきます。
でも、書き手も想定される読者もファッションに興味あるような人なので、振り返られるのはファッションリーダーが身にまとった流行の最先端のおしゃピーアイテムばかり!
「おしゃピーは目指さないけど、周りにダサいと思われない程度に無難な恰好はしたい!」という中のお兄さんのような意識低い一般人の服装はきれいさっぱり忘れ去られています!
ということで、おしゃピーでもクソださキモオタクでもない普通の若者がしがちだった、平成後半の量産型大学生ファッションについて振り返ってみます。
バファローチェック


(画像引用元:少年カミカゼ「SAKURA re CAPSULE」PV)
普通におしゃれアイテムだったのです。
バファローチェックとは格子が太めの赤と黒のチェックのこと。
今となっては音ゲーのオタクが着がちなオタクファッションに堕ちてしまったけど、2010年代初頭は一般人もよく着ていました。
当時人気絶頂だったAKB48がこの柄の衣装をよく着ていたのでそこから流行ったらしい。
ただ、それ以前の00年代後半からギャル男やパンク系のバンギャなどおしゃピーの間では多く見られたので、さらにさかのぼればAKBの衣装もそこから影響を受けたものと思われます……。
おしゃピーの流行りをメディア (AKB) が取り入れ、メディアが一般人に広め、そしてオタクが取り残されて今ではダサいものとして見られるようになってしまったバファローチェックの歴史は、流行が始まって終わるまでの見本のようです。
きこりファッション


(画像引用元:有頂天家族)
アニメにも登場。
00年代末?~2010年代半ばに流行したTシャツの上にベストを羽織ったスタイル。
木こりっぽいので、いつしか木こりファッションと呼ばれるようになった。
当初はジレと黒スキニーの組み合わせが多かったが、ファッションのトレンドがギャル男系からサブカル系への移行期にあたるため、後期には袖なしカーディガンにジーンズを合わせたスタイルも見られるようになった。
ちなみにこれが流行っていた頃の量産型女性ファッションとして流行っていたのがかの森ガール。
2010年代初頭は男も女も山に行っていたのです。
デニムシャツとベージュのチノパン
典型的な大学生の服装。
— 暇下 (@underyamaya) June 3, 2013
ここまでかぶると笑えない。 pic.twitter.com/N4psOkd4wF
その名の通りデニムシャツにベージュのチノパンの組み合わせ。
頭の中空っぽで選んでも様になるし、清潔感もあるということで爆発的に流行った。
そのシンプルさから量産型大学生をバカにしがちなオタクの間にも広がり、工学部ファッションの定番からオタクの象徴のチェックシャツを駆逐したという。
ワッフルシャツのチラ見せ
肌着にロングなワッフルシャツを着てシャツの下から覗かせる2015年あたりに流行った夏のスタイル。
一時期レイジーブルーにバカみたいに置いてあった。
シャツはピンク~えんじ系の麻のTシャツ、パンツは麻のグレーで合わせてる人が多かったと思う。
スタジャン風ジャケット


韓国のトレンドが日本にも入ってきたっぽい (BTSテヒョン)
ウインドブレーカー生地ではなく普通の布でできたスタジャン風のデザインのカジュアルなジャケット。
2016年頃から改元を挟んでコロナ禍前まで男女を問わずよく着ていた。元々は韓国で流行していたスタイルが日本に入ってきたっぽい。
しょうた11歳の管理人の中野お兄さんもお気に入りのスタイルだったけど、男性用のものは去年 (平成34年) の秋にLAKOLEで処分特価で投げ売りされてるのを最後に店頭では見てないので、ブームは完全に終わってしまったようだ……。
ブームの終焉後オタクファッションとして定着してしまったバファローシャツに対し、こちらは子供服の定番として定着したのかお子達が着てるのは今でも結構見かける。
ほら、しょうたの私服だってそうでしょ?


