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【ハロプロ】つんく作詞作曲の変なアイドルソング

シャ乱Qのボーカルのつんくさんは平成を代表するアイドルグループ、モーニング娘。やしょうたが好きだったBerryz工房などが属したハロープロジェクトの総合プロデューサーを2014年頃まで務め、長きにわたりハロプロのほぼすべての曲の作詞・作曲を手掛けてきました。つんくさんは「LOVEマシーン」「LOVE涙色」など数々の名曲を生み出しましたが、その一方で曲を歌うメンバーすら理解できないような迷曲も大量に残しました。 今回はそんなつんくさんが手掛けたハロプロの変な曲を紹介したいと思います。

あぁ いいな (W)

なまずはうろこがない」という意味不明なフレーズから始まる曲です。歌詞の内容は妄想・願望の垂れ流しで内容もストーリーもありません。 よりにもよってドラえもんの最後のエンディングに起用されたため、ドラえもんファンからは非常に嫌われています。 面白い曲なのでメインの視聴者層であるチビッ子からの人気はあったような気がしますが……。しょうたもドラえもんの曲の中だと3番目ぐらいに好きです。

ちなみにつんくはこの曲について

人間誰しも、「朝起きたら、○○○○になってたらいいな~」って寝る前に想像したりしますよね。
今回の「W」は、他愛もない些細な夢から、無限の夢まで、女の子の様々な欲望と日常を曲にしました。

普段、通学途中にどんな王子様と出会うかわからないので、精一杯、背伸びして、おしゃれして、背筋伸ばして、リップ引いて、でも、地元の駅まで帰ってきたら、ちょっと「ほっ」として、近所のおばちゃんと立ち話して、で、帰り道、どこかの家からカレーの匂いがしてきて・・・ 結局寝る前「また、明日素敵なあの人にあえますように!」 とまあ、それを「なまずのぬいぐるみにおまじない」かけて就寝。

なんのこっちゃわからないかもしれませんが「楽しい曲です」 是非聴いてください。 そういう意味で「のび太くん」の夢を叶えてくれるドラえもんのテーマ曲であるというのはとても意義のあることだと思っています。

と解説しています。

はい。なんのこっちゃわかりません。

すき・すき・きらい・きらい・きらい・すき。 (ミニモニ。)

すき、きらい、ゆめ、みらいと言い続けるだけの曲。サマーナイトタウンで大キライ×3、大スキと思い悩んでいたころの知性は南の島の空の鳥みたいに飛んでいきました。
い、き、す、み、め、ゆ、ら、の7文字だけで曲を作れるという事実には、「残像に口紅を」の筒井康隆も驚いていることでしょう。

大阪恋の歌 (モーニング娘。)

ごくごく普通の演歌なのですが、普通のプロデューサーはアイドルに演歌なんて歌わせません
というかつんくさんって演歌まで作れるんですね……。作曲家としての引き出し広すぎませんか?後につんく本人がカバーしていますが、つんく自身元々こぶしの効いた歌い方なので、曲や雰囲気と最高にマッチしています。
モーニング娘。関係なく自分の曲として出すべきだったのでは?

愛はいつも君の中に (Berryz工房)

演歌に続いて今度はオーケストラです。大作RPGのラスボス戦で流れてきそうな重厚なオーケストラです。普通のプロデューサーはアイドルにオーケストラなんて歌わせませんが、Berryz工房の7人はそれをカッコよく歌いこなすのですごいですよね。
つべのコメントで「Berryz工房はアイドル界のラスボス」というのを見かけましたが、本当にその通りだと思います。

浮気なハニーパイ (カントリー娘。)

安っぽいユーロビートと頭悪そうな歌詞が特徴のノリノリな曲です。しかしそんなことはどうでもよくなるほどバックコーラスのつんくがうるさすぎます。バックコーラスを通り越して、つんくのソロパートが歌詞カードにも載っています。アイドルソングはアイドルが主役のはずなのに、裏方のプロデューサーがアイドルより前に出ているのです!

ハロプロにはつんくがうるさい曲が多いものの、ここまで来るとアイドルソングという概念について考えさせられてしまいます。
これはしょうたの想像ですが、アイドルプロデューサーとしてメンバーを売り出さなければいけなかったので自重していただけで、本当はつんくさんはハロプロのみんなと一緒に自分の作った曲を歌いたかったんじゃないでしょうか?

THE!!マンパワー (モーニング娘。)

新設されたばかりの楽天球団の応援歌として、つんくは幾何学的なダンス実験的なメロディーによって構成された現代美術のような曲を送りました。歌詞の方も、とってつけたように「グラウンド」と一言あることを除けば野球要素はないし、東北の球団なのになぜか関西弁だったり、抽象的で哲学的だったりと、とても応援歌として歌えるような代物ではありませんでした。「人類には早すぎた」の一言に尽きる曲です。
そのあまりのひどさに、Mステでこの曲を聞いた田尾監督は言葉を失い応援団が演奏を拒否し、清原は球場でこの曲を披露したモー娘。にガンを飛ばすなど数々の伝説を残したそうです。

つんくが好きだったという近鉄の「ドリーム&パワー」は鷹党のしょうたも唸るほどの名曲なのに、なぜ近鉄の生まれ変わりとも言える楽天にこんな曲を送ってしまったのでしょうか?

おへその国からこんにちは (ハロプロ研修生)

へそんとこよろしく~

この曲を理解できたらあなたもおへその国の国民です。

ミニモニ。テレフォンだ!リンリンリン (ミニモニ。)

ペペロンチーノにチーズかけたっていいし、お好み焼きどんぶりを発明するし、ヤンバルクイナはなにかわかりません。でも楽しいお話をじっくりできたからそれでいいんです。

Yeah!めっちゃホリデイ (松浦亜弥)

ヒット曲なので当たり前のように受け入れられているけど、これもなかなか変な曲ですよね。
普通アイドルは「すんげえすんげえすんげえ」と言いながら少林寺拳法っぽい変な動きはしません。 変な曲を歌っても様になるのはさすがあややといったところでしょうか。

バイセコー大成功 (プッチモニ)

オルゴール風のAメロから始まり、唐突な演歌パートのBメロ、無駄にキラキラしたメロディーのCメロ、単語を読み上げるだけのDメロからのサビという構成。 音楽の知識0のしょうたも、これがありえない構成だということはわかります。編曲者は苦労したことでしょう。
歌詞も意味不明なのですが、強引に解釈するとダイエットを表しているのではないのかと思ってみたり……。詳細はこちら
つんくさん……普通の作曲家は絶対に思いつかないようなえきせんとりっくすぎる曲もたくさん書いてるけど、この引き出しの広さこそつんくさんの音楽センスの源なのかもしれませんね。