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ポンキッキーズのうた

登場人物紹介

しょうた

平成の男子小学生
好きなお菓子はマカロン


ひなた

ごくごく平均的な現代の小学生
好きなお菓子はマトリッツオ(一発で変換できない)

茶番~はじまり~

どうして空は青いのか?
どうして赤くて黒いのか?

急に哲学みたいなこと言いだしてどうしたんだ?
変な宗教にもはまったか?

宗教?違うよ。
ピピカソって"深い"と思ってさ……。

ピピカソ?
なに?教団の名前?

だから宗教じゃないって!
ポンキッキ―ズだよ!
ポンキッキ―ズの曲だよ。

ポンキッキ?
それが教祖の名前なのか?

しつこいな!宗教じゃないって何度も言ってるだろ!
テレビ番組であったじゃんポンキッキ―ズって……。

知らない……。

あ、今の子には通じないのか……。
じゃあ今日はポンキッキ―ズとポンキッキーズで流れた曲の紹介でもやろうか……。

ポンキッキーズって?

しょうた
「ポンキッキーズは昔フジテレビ系列で放送されていた子供向け番組なんだ。
ひらけ!ポンキッキ→ポンキッキーズ→ポンキッキーズ21と番組名を変えながらも1973年から2018年まで放送され(2007年以降はBSに左遷)老若男女から親しまれていたんだよ。」

ひなた
安易に番組名に『21』とつけるのに00年代的なセンスを感じる
でも40年以上続いていたってすごい長寿番組だったんだな!
名物コーナーとかはあったの?」

しょうた
「爆笑問題の2人がねずみの格好をしてコントをやる『爆チュー問題』とか、ガチャピンがスポーツとかに挑戦するやつとか、歌とか……。
あとはコーナー人形劇で『きかんしゃトーマス』もやってたよ。」

ひなた
「ガチャピンってフジテレビのマスコットの?」

しょうた
「そうだよ。
フジテレビのマスコット枠におさまっているガチャピンとムックはもともとポンキッキ―ズのキャラクターだったんだ。
あと誤解してるみたいだけど、本来のフジテレビの公式マスコットは笑う犬のラフくんだ……。ガチャピンたちに仕事を奪われて最近めっきり見なくなったけど。」

ひなた
「ポンキッキ―ズがすごい番組だったってことは理解できたよ。」

しょうた
「よし!
じゃあ次はポンキッキ―ズで流れていた懐かしい曲を振り返っていこうか!」

ピピカソ


最初に紹介するポンキッキ―ズの曲は冒頭の茶番にも出てきたピピカソです。
主人公(?)の猿が木から落ちて死ぬという衝撃的なアニメ映像がみんなのトラウマになっているポンキッキ―ズを代表する迷曲。
小さい頃のしょうたはサイコパスだったのか、ど~が~ぎ~が~ど~が~ぎ~が~(正しくはちょ~じゅ~ぎ~が~)と猿がグルグル回って死ぬシーンを面白がっていてお気に入りの曲でした。

トラウマ云々の話は置いておいて、歌詞が深いですね。
「ピカソもダビンチもいいかどうかは自分で決める」
「思い通りに生きなはれ」
しょうたも他人受けを気にして怪文書の発表を躊躇してしまうことがよくあるので考えさせられてしまいます。もっと自分の思うとおりに生きないとだめっちゃね……。

他人の評価ばかり気にして好きなゲームより大衆受けするゲームの実況に励むYoutuberの方、自分の性癖より他人の依頼を優先する絵師さん、怪文書の錬成よりアフィ記事を書くのに一生懸命なブロガー……。
世のクリエイターの皆さまは本当にやりたい創作をやれていますか?

ひなた
「思ったんだけどさ……。」

しょうた
「なに?」

ひなた
「早口言葉で芸術家の名前に混じって『キュビズム』って言ってたけど、キュビズムは人じゃなくて絵画技法だよな。」

じこは起こるさ

先述の通りポンキッキ―ズではコーナー人形劇としてきかんしゃトーマス (戸田トーマス) が流れていました。

きかんしゃトーマスといえば事故!
トーマスの事故数について調査したオモコロの記事によると、特に事故の多かったシーズン5では85%の話でやらかし案件が発生したとのこと。一時期毎月のように地下鉄で火を噴いていた●武もびっくりの数字です……。
しょうたも毎週どんな事故が起きるか楽しみにしてトーマスを見ていました。(ピピカソといい小さい頃のしょうたサイコパスだよ……)

そこまで事故が多いトーマスなので、"事故"のテーマソングもありました。

じこは起こるさ

サビの部分のゴードン (CV内海賢二さん) のコーラスが無駄にカッコよく、MVも事故シーンを集めた見ごたえのあるもの。
昔のトーマスという作品がメインコンテンツとして事故を描いていたことが伝わる一曲です。
「運がないときはしょうがない なんとかしよう」
「事故がもし起きたら落ち込まないでね
事故は起きるものさ」
あ……。端から事故予防いう発想はないんだ……。
先のオモコロの記事によると当時のソドー鉄道には「安全第一」という概念すらなかったようなので驚きはしないけど……。
「標識はいくつもあるのにさ 大事なものばかり見落とすね」
標識より先に常識を気にしたほうがいいよ。
標識以前に鉄道会社として大事なものを見落としてる。

ひなた
「オレの知らないトーマスだ。」

しょうた
「最近のトーマス(熱斗ーマス)は事故を起こさないもんね……。
過激な描写に対して『なんだ、君、一体、揉めるのか?』ってクレームつけたりする人が増えたのかな~……。」

ひなた
「おおらかな時代だったんだね。」

チビミミナガバンディクート

ポンキッキーズにはチビミミというキャラクターがいたんだけど、そのテーマソング(?)。
ミニモニ。やキョロちゃんのいさこを思わせる曲の合間のセリフや、チープな3DCGからすさまじい00年代前半感が漂ってきます……。

みんなのトラウマのピピカソでは猿の死をケタケタ喜ぶサイコパスだったしょうただけど、チビミミとこの曲はトラウマでした。
チビミミのコーナーはまだ見れてたけど、この曲だけはどうしても無理でかかるとチャンネル変えてました。
光のない目のまま表情を一切変えないだけでも十分怖いのに、それが分身して画面を覆いつくしたりするんだよ……!?
ダメ、無理。

この曲で特に怖いのは1:08のところ。
3匹に分裂ってだけで鳥肌ものなのに、謎のファンタジー世界の神官風の服とバックコーラスの低音ボイスはなんですか?
邪神復活の儀か何かですか?
11歳になった今見ても怖いです。
今夜はあの3匹の神官チビミミに生贄としてフォークで刺される夢を見ると思います。

しょうた
「ちなみにチビミミナガバンディクートって生き物は本当に存在するらしいよ。」

ひなた
「そうなのか?
どんな生き物なんだろう?」

しょうた
「チビミミ以上に不気味な何かの画像が出てきそうで嫌だから調べてない。
自分で見て。」

さあ冒険だ

月世界旅行 (大昔の映画) にガチャピンとムックとPちゃん (ポンキッキーズのキャラクター) を合成した映像がみんなのトラウマになってた一曲。
大昔の映画特有のカクカクした動きと白黒の映像が相まって暗そうなイメージだけど、お子達が新しい一歩を踏み出すのをアッコさんが優しく包み込んでいるみたいですごくいい曲だね。
お子向け番組の曲としては和田アキ子が歌っているだけで十分豪華すぎるけど、作曲は米米CLUBのカールスモーキー石井。作詞は森高千里と糸井重里で、日本を代表するアーティストが集結している。
ポンキッキーズが、お子達に「子供だまし」ではない本物のエンターテイメントを提供しようとしてたことが伝わるね。

しょうた
「和田アキ子もこんないい曲があるんだから、いつまでも紅白で『あの鐘を鳴らすのは』って古臭い昭和の曲を歌う代わりにこれ歌えばいいのにね。
局の都合で難しいのかもしれないけど……。

ひなた
「和田アキ子が紅白?出てたっけ?」

しょうた
がはア (血を吐く音) 「そうか。和田アキ子てもう10年近く出てないんだな……。」

LET'S GO! いいことあるさ

Hey!Say!JUMPの薮宏太が在籍していたことで知られる00年代前半に活躍したジャニーズのショタユニット、Ya-Ya-yah。
ポンキッキーズに出演していた彼らは、番組中でもパフォーマンスを披露していました。
その中の一曲がこの「LET'S GO! いいことあるさ」です。

「LET'S GO! こんどこそ
LET'S GO! いいことあるさ」
…………。
うん、いい歌詞。
もう記憶もあやふやだけど幼稚園だか小学校だかの運動会かなんかで流れてた……。
あの頃は毎日が光り輝いていた……ってそう系のいうしみったれた話は空気が重くなるのでやめましょう……。

しょうた
「じょろじょろじょろじょろ~。」

ひなた
「あ、泣き出した。」

しょうた
「こんな名曲聞いて泣けないわけないだろ~
じょろじょろじょろじょろ~。
これは日本の宝だよ。」

ひなた
「日本の宝って……。 このメロディGo westって昔の洋楽のヒット曲だよ。
日本語カバーじゃない?」

しょうた
「そ、そうだったの……!?」

バブルバスガール


ジャカジャカジャンケンジャンケンポンでお馴染みのコニーちゃんの入浴のテーマ。

アニメ映像のコニーちゃんがすごいノリノリで楽しそうだったので、泡風呂とアメリケンな床に密着していないタイプのバスタブに意味なく憧れたり、コニーちゃんの真似をして肩に泡をのせたりしてました。

「昨日のドジなんか
スウッと消えていくから
素敵なんだよ」
いやあ、お風呂って本当にいいものですね。

しょうた
「でも泡ぶろなんて今まで生きていて一度も見たことないんだよね。
あれってラブホテル以外で実在するの?」

ひなた
「普通に市販されているっぽいぞ。
配管が詰まるから自動給湯器のある家では使えないみたいだけど。」

なんだったっけの歌

爆チュー問題の曲。
なんだった~っけ なんだった~っけ
こ~れは一体なんだった~け
と言って、二人(二匹?)が爆チュー問題のセットの中にある色々なものが何か当てていくという曲なんだけど、

ネットには一切動画が上がっていませんでした。

え~!!
たなチューバーガー20円のくだりがすごい好きだったので、もう一度見たいのに!!

しょうたの記憶が正しければ、スモークが噴き出る中たなチューがしょげている映像が出てきてたと思うんだけど、なんせ20年前なので記憶があやふやです……。
フジテレビさん、ガチャピンちゃんねるなんてYoutubeで開設してるなら、昔のポンキッキ―ズの歌も流してくださいよ~。

しょうた
「なんだった~け なんだった~け
なんだったっけの歌って なんだった~っけ?」

ひなた
「オレに聞かれてもわかんね~よ!
そんな怪しい記憶で紹介するんじゃない!!」

ヤッホーしんかんせん

新幹線の曲。
登場する車両が全形式引退済みという時代の流れに震えあがりそうになります。
400系までしかいないので、マイトガインと同じぐらいの時期の曲かな?イントロの線路が出てくる演出もなんか似てるし。

メインで出てくるのは0系と100系。
うん。100系は2階建ての食堂車を従えて走るのが一番似合うよね。
100系は、500系とともに日本の鉄道史上に残る素晴らしい電車だと思います。

しょうたの小さい頃は既に0系こだま100系グランドひかり700系レールスター500系のぞみの時代だったので、旧塗装の0系が16両で走ってるのは今見ても新鮮な風景。おじさん方にはグッとくるものがるのかもしれません。知らんけど。

最近は新幹線の形式が増えまくって収拾つかないから、こんな曲や映像作れないだろうね……。

ひなた
「なあ、ムックが当たり前のように弁当のごみを床に捨ててないか!?」

しょうた
「気づいてしまったね……。
あの二人、電車がらみのことになると結構マナーが悪くて『ぼくはでんしゃ』という曲では窓から身を乗り出してみたり、『きたきたとっきゅう』という曲では電車を追いかけて道の真ん中を走ってトラックを止めたりしてるんだ……。」

ひなた
「まさか迷惑撮り鉄の元祖ってこの二人なんじゃ……。」

しょうた
「おっとそれ以上は言っちゃダメだよ……。
ガチャピンは人間の子を食べるらしいから……。(※)」

(※)1975年に発表されたガチャピンの曲「たべちゃうぞ」には「いたずらする子は食べちゃうぞ」という歌詞がある。
怖すぎてクレームが殺到して1週間で放送中止になったらしい。

茶番~おしまい~

今日はポンキッキーズの歌の紹介だったけどどうだった?

どんな古臭い映像を見せられるのかと心配してたけど、意外と見れたよ。
時代に関係なく面白いね。

そうだね。
しょうたも「このみちどんどん」とか今回は紹介できなかった「パタパタママ」とか自分より前の世代の曲も普通に楽しんでいたし、本当にいいものはいつの時代でも輝くと思うっちゃね。










さあ今日のサタキッズは……
しょうたとつばさのイタ飯作りキャンプだ!

アクアパッツァとモッツアレラチーズのはさみ揚げもどき(チーズいん油揚げ)を作ったりするよ! 今日までの消印は有効だからまだ間に合うよ~!

というわけで今日のしょうた11歳はここまでです。
それじゃあ一緒に……

ポンキポンキポンキッキー!!

バイバーイ!

おしまい