スマホが普及する前電車でやっていたこと
目次


今電車の中でこのホームページを開いているよって人いるんじゃないですか?
現代人にとって、退屈な移動時間を埋めてくれるお供としてもスマホは欠かせない存在です。
ポイントサイトのログインボーナスを貯めてみたり、株価の乱高下に一気一憂してみたり、Twitterでレスバトルしてみたり……。
もはやスマホなしで電車に乗ることなど考えられません!
うっかり電車の中でスマホの電池が切れたら……。考えるだけで恐ろしくなります。
人類はスマホに支配されている!!!
でも、スマホが普及したのって、ほんの10年ちょっと前の話。それまで電車の中でどうやって暇を潰してたっけ?ということで、今日はスマホが普及する前の電車の中でみんな何をやっていたか思い出してみます。


みんな文庫本やハウツー本、あと漫画なんかを読んでました。雑誌と新聞も読んでたけど、こちらは色々独特なので後述します。
日本出版のデータによると、スマホ普及前の2011年と2021年を比較して、文庫本の売上金額は約半分に、ハウツー本(ビジネス本)も約6割に落ちているので、スマホ普及でいかに日本人が本を読まなくなったかがわかりますね。
ハウツー本はnoteで事足りるし、文庫もラノベはなろうに移行したし、又吉の花火あたりを最後に社会現象になる小説も出てないもんね。
しょうたは電車で何も持ってない時は、よく近くの人が読んでる小説を横や後ろからこっそり覗き読みして暇を潰していたりもしたけど、悪趣味ですか?
こいつ本読むの遅いな早くページめくれよとイラついたりもしてたけど、覗き読みの分際で図々しすぎますか?


電車の中の暇つぶしで読んだオッサンが、読み終わっだものを現地処分していたからです。
令和感覚からすると、SDGSに逆行する資源の無駄遣いですね。
平成の時代にも、そんな1時間程度で短い生涯を終える雑誌や新聞を少しでも有効活用しようとするエコな人たちはいました。
東京の駅前には電車で読み終わった今日の新聞やジャンプを集めて10円とか50円で売る怪しい露店商も存在しました。新宿西口の地下通路や高田馬場駅のトモニーのあたりでよく見た記憶。
スマホが普及した現在、彼らは今何をしているのでしょうか?
そして電車通学の平成DKはコンビニで買ったジャンプやマガジンを電車で読んで、読み終わったらエナメルバッグの中敷の下に入れて学校に密輸してみんなで回し読みしていました。楽しい思い出でしたね。
平成女子の標準装備のコンパクト手鏡が真価を発揮したのは電車の中。
電車の中で鏡に映る自分を見て、表情の練習をしたり、化粧を直したりしていました。
鉄道会社によっては、立っている人たちのためにドアの横に鏡を設置することもあったようです。
平成女子が自信に満ち溢れていたのは、スマホでいちいち他人と比較したりせず、自分の顔を見つめて自己研鑽に努めていたからだと思うっちゃね。 現代、病んでるなー……。
電車の中で鏡に映る自分を見て、表情の練習をしたり、化粧を直したりしていました。
鉄道会社によっては、立っている人たちのためにドアの横に鏡を設置することもあったようです。
平成女子が自信に満ち溢れていたのは、スマホでいちいち他人と比較したりせず、自分の顔を見つめて自己研鑽に努めていたからだと思うっちゃね。 現代、病んでるなー……。
現代人がスマホでLINEやソシャゲをやるように、平成人も電車の中でガラケーを開いてメールチェックしたりゲームもしました。
が、LINEのように頻繁にメッセージを飛ばし合うわけでもないし、ゲームも今ほど充実してないから四六時中開くものではなかったので、パカパカしていたのは一部の人だけでした。
なにより、まだ通信環境も整備途上で地下鉄や新幹線に至っては駅以外電波が入らなかったので、オフラインでできるゲームをやる人が散見される程度で、ガラケーをいじる人は殆どいなかったです。
シンガーソングライターの辻詩音が2010年にリリースした「デジタルモード」という曲には、当時の電波状況を歌ったこんな一節があります。
が、LINEのように頻繁にメッセージを飛ばし合うわけでもないし、ゲームも今ほど充実してないから四六時中開くものではなかったので、パカパカしていたのは一部の人だけでした。
なにより、まだ通信環境も整備途上で地下鉄や新幹線に至っては駅以外電波が入らなかったので、オフラインでできるゲームをやる人が散見される程度で、ガラケーをいじる人は殆どいなかったです。
シンガーソングライターの辻詩音が2010年にリリースした「デジタルモード」という曲には、当時の電波状況を歌ったこんな一節があります。
きっと地下鉄の中で圏外になってしまってるだけよね?


スマホなんて便利な板はないので、ウォークマンかiPodで!
平成20年代のウォークマンには歌詞ピタという歌詞表示機能がついていたので、流れる歌詞を見れば歌詞も覚えれるしちょうどいい暇つぶしにもなってました。 没頭しすぎて電車の中でカラオケを始める人がたまにいたのはご愛嬌です。
友達や知り合いと乗っている時は話すのが一番の暇つぶし。
なので、平成の下校時間帯の学生でいっぱいの電車の中は、騒がしくしている張本人からしても休み時間の幼稚園の前を通る時ぐらいうるさかったです。
お兄さん、友達が一緒でもスマホに夢中な今の高校生は静かだなーと関心しちゃうよ。
あ、でも平成高校生はスマホに釘付けではなく周りは見えてるから、降りようとする人がいたらちゃんと開けていたよ!そこは今の高校生より良かったと思う!平成の美徳!
なので、平成の下校時間帯の学生でいっぱいの電車の中は、騒がしくしている張本人からしても休み時間の幼稚園の前を通る時ぐらいうるさかったです。
お兄さん、友達が一緒でもスマホに夢中な今の高校生は静かだなーと関心しちゃうよ。
あ、でも平成高校生はスマホに釘付けではなく周りは見えてるから、降りようとする人がいたらちゃんと開けていたよ!そこは今の高校生より良かったと思う!平成の美徳!
周り見えてるなら迷惑かけないようだまれって話ですけど。
電車で周りに立っている人や反対側の座席に座っている人を見ます。
可愛い子がおる!佐々木のじいさんそっくりの爺さんがいる!自分の顔面偏差値はアイツと同じぐらいかな……とか。
で、よく見かける人には、みんな自分の中だけのあだ名をつけたりしていました。タチバナ家とか、眉毛女とか、鹿児島黒豚とか、モップ頭とか……。
いつも見かける相手にいつのまにか恋愛感情が芽生えて恋に発展する素敵なこともたまに起こっていて、しょうたの友達も他校の女子に勝手に片想いされて告白されてました。羨ましい出来事です。
当時の電車内での人間模様を描いた歌詞がドラえもん最後のエンディングテーマだった辻ちゃん加護ちゃんの「あぁ、いいな」にありました。
可愛い子がおる!佐々木のじいさんそっくりの爺さんがいる!自分の顔面偏差値はアイツと同じぐらいかな……とか。
で、よく見かける人には、みんな自分の中だけのあだ名をつけたりしていました。タチバナ家とか、眉毛女とか、鹿児島黒豚とか、モップ頭とか……。
いつも見かける相手にいつのまにか恋愛感情が芽生えて恋に発展する素敵なこともたまに起こっていて、しょうたの友達も他校の女子に勝手に片想いされて告白されてました。羨ましい出来事です。
当時の電車内での人間模様を描いた歌詞がドラえもん最後のエンディングテーマだった辻ちゃん加護ちゃんの「あぁ、いいな」にありました。
満員電車でいつも見かける あこがれのあの人
まだみんながスマホで自分一人の世界に没頭することなく、今よりちょっとだけ人と人との繋がりのあった時代のすてきなおもひででたね。
実は現在でもスマホがなかった時代の雰囲気を感じることができる電車があります。
それは、
オフライン再生で動画を見る人もちらほらいるとはいえ、トンネル内では多くの人がスマホを置いて本や手鏡を取り出して時間を過ごし、平成と変わらない営みが今も行われています。
そんな関門トンネルを走っているのは211系という車両。
九州仕様で色は違いますが、昭和の終わりから平成の初めに製造され、平成の終わりから令和の初めまで首都圏の東海道線や宇都宮線、名古屋の中央線を走っていた車両の生き残り。
関門トンネルは、雰囲気だけでなく車両まで平成の通勤電車そのものなのです。
たまには都会の喧騒を離れて下関まで行って、少しだけ懐かしい平成の原風景を体験されてはいかがでしょうか?
公開 H37-07-13
それは、
山陽本線の関門トンネル
関門海峡の下に都はあるそうですが基地局まではないので、電波の入らない関門トンネルではスマホが使えないのです。オフライン再生で動画を見る人もちらほらいるとはいえ、トンネル内では多くの人がスマホを置いて本や手鏡を取り出して時間を過ごし、平成と変わらない営みが今も行われています。
そんな関門トンネルを走っているのは211系という車両。


九州仕様で色は違いますが、昭和の終わりから平成の初めに製造され、平成の終わりから令和の初めまで首都圏の東海道線や宇都宮線、名古屋の中央線を走っていた車両の生き残り。
関門トンネルは、雰囲気だけでなく車両まで平成の通勤電車そのものなのです。
たまには都会の喧騒を離れて下関まで行って、少しだけ懐かしい平成の原風景を体験されてはいかがでしょうか?