人生ゲームで振り返る平成
目次
「知ってる」
「知ってる」
「知ってる」
「知らない」
よーしたっくんよくできた。はいごろうちゃんよくできた。つよちゃんよくできた。まーくんなんでわからないの?
一応知らない人のために人生ゲームについて説明しておくと、ルーレットを回して進んだ先のマスに書いてある指示に従いながら、就職・失業・借金漬け・インチキ商売に引っかかって大損……など、人生で起こりうる様々なイベントを体験してお金持ちになることを目指すゲームです。お金を持っていることは本当に幸せなのか? という哲学的な話は置いといて、まあ双六の一種と思ってください。
人生ゲームはもう50年ぐらいの歴史があるんだけど、各版ともマスのイベントに制作された時代の時事ネタを数多く取り入れているので、昔の人生ゲームを見ると時代ごとの出来事や流行を振り返れたりします。 バブルの頃のだと晴海でコンパニオンギャルをナンパするマスがあったり、最近のやつだリモートワークがあったり……。
ということで、しょうたが持っている人生ゲームから「平成」 (というか2000年代) の日本を振り返ってみるよ!!
この頃はまだタカラトミーになる前だからパッケージに「―あそびは文化」ロゴがついていてマスも見てないのに時代を感じちゃうね。
こんな時代を感じるネタがあります!!
■プラズマテレビを買う。$12,000はらう。
プラズマテレビ、いつの間にか見なくなったよね。亀山モデルとかあったのに。こっちのページでプラズマテレビについて詳しく解説してるから、興味のある人は併せて読んでもらえると嬉しいぜ!!
■ダイビングで海底都市を発見!$50,000もらう。
2003年に熱海で海底遺跡が発見されて話題になりました。 大分の沈んだ島や与那国島の海底遺跡に話題を持って行かれて忘れられてるけど……。■ディスコブーム再来!!夫婦でアフロヘアにする。$30,000はらう。
2004年ってパラパラブームも去ってディスコが衰退していた時期じゃね?と言われそうだけど、実はこの頃エイベックスが第四次ディスコブームを仕掛けようとしていました (不発) 。エイベックスが恋のマイアヒに手を出したのもディスコブームを盛り上げる一貫だったとか……。■娘が史上最年少で文学賞を受賞!!女の子がいれば賞金$70,000もらう。
2003年に「蹴りたい背中」で芥川賞の最年少記録を綿谷りさ氏が塗り替えています。■チョロQレースで前人未到の3連覇!賞金$30,000もらう。
タカラがタカラトミーになってから、トミカとかぶるチョロQは限定版以外展開終了の憂き目にあってしまいました……。不幸なイベントが多い人生ハードモード系人生ゲームの元祖がこの作品。
こんな時代を感じるネタがあります!
■お茶の間で英会話を習う。$2,000はらう。
もろにNOVAのお茶の間留学だね。NOVAうさ流行ったもんね。■セカンドカーに電気自動車を買う。$15,000はらう。
この頃から「電気自動車は未来の車だ!!」ってもてはやされていたのに、まだ普及してないよね。■犬と話が出来た。”ココ掘れワンワン!”庭からお宝発見!$70,000もらう。
おそらく2002年にタカラが発売した「犬語翻訳機バウリンガル」が元ネタ。バウリンガルはイグノーベル平和賞を貰ってたりなかなかすごい玩具なんだよ!■飼い犬がTVで人気者に。出演料$70,000もらう。
2003年度のテレビCMタレント・キャラクターの好感度ランキングのオリジナルキャラクター部門2位はアイフルのチワワだったので、人気者の犬はたぶんそれのことです。(1位はNOVAうさ)さっきのココ掘れワンワンもそうだけど、犬関連のマスばかりで猫が登場しないのにも少し時代を感じるね。猫ブーム真っ只中の現代に作ったら、ワンちゃんよりお猫様が優先になりそうじゃん?
■恋人にラブコール。通話料$6,000はらう。
LINE電話かスカイプで通話料なんて気にせず好きなだけ好きな相手と電話で切るいい時代になりました。相手さえいれば。
■家の敷地に新幹線が通る。買った金額の3倍をもらう。(家を失う)
翌年に九州新幹線の新八代ー鹿児島中央が開業しました。■レンタルDVDを返すのを忘れた!延滞料$50,000はらう。
現代だと配信かネット上でのレンタルで済ますのでDVDをレンタルするという行為にも懐かしさを感じてしまいます。しょうたの家の近所のレンタルビデオ屋も会社ごと潰れちゃいました。合掌。今読むと時代を感じてしまうマスだけど、当時はVHSが主流でDVDは普及途中だったからビデオではなくDVDを延滞するというのは2003年基準では時代の先端を意識した表現なんだよ……。
タカラはベイブレードで儲けた金でブロッコリーを傘下に収めていた時期があったからたぶんその縁。
こんな時代を感じるネタがあります!
■ブラックゲーマーズにようこそゲバ。内容は早見表を見るゲバ。
ブラックゲーマーズなんて店はもうありません。■お~っとラッキー!!「ゲーマーズポイントカード」を4枚拾う!
ゲマズのポイントはWEBに一本化されて、紙のポイントカードはなくなったね。需要と供給という資本主義の大原則に基づき、大人たちはブームに乗じて色々な派生商品を生み出しました。
発売元のタカラもこのブームを放っておくはずがなく、人生ゲームとベイブレードを融合させたゲームを発売したのでした……。
これも「爆ベイ」ってだけでマスの内容を見る前から時代を感じちゃうよね。
キャラデザだけなら平成通り越して昭和なんだよな~。
こんな時代を感じるネタがあります!
■英語が通じす、マックスに翻訳してもらう。プレイヤーにマックスがいれば2000P渡す。
現代だと薄い板が1枚あれば日常会話レベルの言語の壁なら簡単に乗り越えられるからマックスの出る幕なんてないね……。オッケーぐーぐる、英語に通訳して!!