平成の小学校と令和の小学校の違い
目次
しょうた:
この季節 (12月) の教室は、臭くて頭痛くなるよね……。
ひなた:
教室が臭い?
別に何とも思わないけど……。
しょうた:
ひなたは本当に鈍感だね……。
うらやましいを通り越して、火事が起きたときに逃げ遅れないか心配だよ。
あんなに石油臭いのに……。
ひなた:
石油?
なんで教室に石油があるんだ?
しょうた:
ストーブの石油だよ。
って、もしかして現代の学校にはストーブないの?
ひなた:
うん。
エアコンであったかいじゃん。
しょうた:
夏は涼しく、冬も臭くない空間でヨークシャーテリアみたいに甘やかされて育ってうらやましい限りだよ!
こうなったら、平成の小学校というものを教えてやる!
小学校でエアコンが普及し始めたのは平成20年代に入ってから。
現在は北海道などの寒冷地を除くとほぼすべての小学校にエアコンが設置されているようですが、平成27年ですら設置率は25%程度で平成の小学生は真夏は汗ダラダラで暑さに耐え忍んでいました。
さすがに冬の寒い中を過ごすのは可哀そうに思ったのか、暖房器具はありましたがごつい業務用石油ストーブ。
強力で温かいんだけど、臭いです。すっごく。
一酸化炭素もモクモクと出していたので、冬の教室では頭が痛くなる生徒も多かったです。
地球温暖化の進行で、冬の寒さは和らいで酷暑が問題になったので、冷却能力が重視され、逆に強力な暖房性能は必要なくなったので、エアコンへの置き換えが進んだようです。
現在は北海道などの寒冷地を除くとほぼすべての小学校にエアコンが設置されているようですが、平成27年ですら設置率は25%程度で平成の小学生は真夏は汗ダラダラで暑さに耐え忍んでいました。
さすがに冬の寒い中を過ごすのは可哀そうに思ったのか、暖房器具はありましたがごつい業務用石油ストーブ。
強力で温かいんだけど、臭いです。すっごく。
一酸化炭素もモクモクと出していたので、冬の教室では頭が痛くなる生徒も多かったです。
地球温暖化の進行で、冬の寒さは和らいで酷暑が問題になったので、冷却能力が重視され、逆に強力な暖房性能は必要なくなったので、エアコンへの置き換えが進んだようです。


みんな赤いランドセルだったことがわかる。
(画像引用元:今日の5の2)
カラーランドセルの歴史は短く、本格発売が21世紀に入った2001年。
といっても発売から普及するまでにはしばらく時間がかかるので、広まったのは2010年代になってからと割と最近のことです。
もっとも、平成女児がオシャレに興味がなかったわけではなく、00年代半ばには刺しゅうをいれた赤いランドセルが人気で、しょうたより下の学年の女子はよく使っていた覚えがあります。
平成中期までは、学校でも緊急連絡網が運用されていました。
LINEなんて便利なものはなく、メーリス (平成の遺物) を使おうにも主婦層の間では携帯電話すら普及しているかどうか怪しいところがあったので、学校からの緊急の連絡を回すにはこうするしかなかったのです。
個人情報流出の危険性があったり、いちいち電話リレーをするのも嫌がられていたので、携帯電話やスマホが普及した平成20年代以降は、メーリスやLINEに置き換えられて廃止されてしまいました。
とはいえ、緊急連絡網も悪いことばかりではなく、友達同士が放課後遊びに行くときに電話で連絡を取るための電話帳代わりとしてお子達は重宝していました。
LINEなんて便利なものはなく、メーリス (平成の遺物) を使おうにも主婦層の間では携帯電話すら普及しているかどうか怪しいところがあったので、学校からの緊急の連絡を回すにはこうするしかなかったのです。
個人情報流出の危険性があったり、いちいち電話リレーをするのも嫌がられていたので、携帯電話やスマホが普及した平成20年代以降は、メーリスやLINEに置き換えられて廃止されてしまいました。
とはいえ、緊急連絡網も悪いことばかりではなく、友達同士が放課後遊びに行くときに電話で連絡を取るための電話帳代わりとしてお子達は重宝していました。
現在の小学校の給食はほぼ毎日ごはんを食べるそうです。
しかし、21世紀に入った頃までの給食の主食はコッペパンでした。
ビジネスホテルの朝食バイキングで今も見かける真ん中でパきっと折ってにゅるッと出るマーガリンとジャムが一緒に入ったものや、棒ラーメンの油みたいな袋に入ったマーガリンをつけて食べていました。
休みの人が出た日は、余ったパンとジャムをじゃんけんで取り合っていました。
どうやら21世紀に入った頃から地産地消として農林水産省が米給食の普及に乗り出し、平成20年には「米給食週3日以上」の目標を策定。
現在ではすべての小学校で米給食が導入され、98%が週3日以上実施となってしまったようです。
しかし、21世紀に入った頃までの給食の主食はコッペパンでした。
ビジネスホテルの朝食バイキングで今も見かける真ん中でパきっと折ってにゅるッと出るマーガリンとジャムが一緒に入ったものや、棒ラーメンの油みたいな袋に入ったマーガリンをつけて食べていました。


(キューピーより発売中のパキッとするアレの現行品。)
パン単体は別に美味しくはなかったけど、ジャムがパンによく合っていてつけて食べるとおいしかったです。休みの人が出た日は、余ったパンとジャムをじゃんけんで取り合っていました。
どうやら21世紀に入った頃から地産地消として農林水産省が米給食の普及に乗り出し、平成20年には「米給食週3日以上」の目標を策定。
現在ではすべての小学校で米給食が導入され、98%が週3日以上実施となってしまったようです。
JAの陰謀だ!
インターネットが普及しはじめた平成中期の小学校でもパソコンの授業は行われていました。
しかし、まだ一家に一台普及していない時代で、家にパソコンがない児童も多かったので、プログラミングまでやっている令和の小学生とは違ってとても初歩的なものでした。
最初に教わるのがタイピングというのは今の小学生と同じですが、その次に、インターネットの使い方を教えてもらっていました。
インターネットの使い方といっても、実名や自分の顔を出すようなネットをやるうえで注意した方がいいことではなく、今はなきインターネットエクスプローラで検索をかける方法からです。幼稚園の頃からYoutube漬けの今のお子達と違って、インターネットやったことがない子もいるから……。
他には、エクセルを用いたグラフの作成や、一太郎スマイルなる謎のソフトで地図を作る……など。
自治体が高齢者向けにやってるパソコンスクールみたいな感じですね。
公開 H35-12-13
しかし、まだ一家に一台普及していない時代で、家にパソコンがない児童も多かったので、プログラミングまでやっている令和の小学生とは違ってとても初歩的なものでした。
最初に教わるのがタイピングというのは今の小学生と同じですが、その次に、インターネットの使い方を教えてもらっていました。
インターネットの使い方といっても、実名や自分の顔を出すようなネットをやるうえで注意した方がいいことではなく、今はなきインターネットエクスプローラで検索をかける方法からです。幼稚園の頃からYoutube漬けの今のお子達と違って、インターネットやったことがない子もいるから……。
他には、エクセルを用いたグラフの作成や、一太郎スマイルなる謎のソフトで地図を作る……など。
自治体が高齢者向けにやってるパソコンスクールみたいな感じですね。