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九州お取り寄せできないグルメ


はじまり (茶番)

九州お取り寄せできないグルメにようこそ!
このコーナーではタイトルのごとく東京では手に入らない九州のご当地グルメを紹介するよ!

そんな流行ってないアフィブログのN番煎じみたいなコーナー需要ないでしょ……。

それがN番煎じじゃないんだな~。
このコーナーで取り扱うのは「もつ鍋」「明太子」「やきうどん」みたいなデパートの九州展や通販サイトでも人気のA級・B級グルメじゃなくて、九州人しか知らないガイドブックにも乗らないようなマジモンのご当地食品だよ!
通販の取り扱いすらなかったりするからアフィの貼りようがないようなものもあるよ!!

みどり牛乳とかヤキリンゴとか?

まあそんな感じ。

あ~ね。
資本主義に飲み込まれた現代のインターネットに一石を投じるいい企画だと思うけど、マイナーすぎて需要なくない?

あ、しまった……。

おいしい冷やし中華 (五木)

さあ奥さん!
よってらっしゃい見てらっしゃい!
今日紹介する九州お取り寄せできないグルメはこちらっ!

くまモンのパッケージでおなじみのアベックラーメンで知られる五木食品が出している冷やし中華!

じゃ~ん!!

ラーメンの袋にしか見えないけど一応これでも冷やし中華。

大抵のメーカーの冷やし中華は生麺の状態で袋に入っているけど、ここ九州は棒ラーメンの本場。なので九州に本社を置くマルタイ、そして今回紹介する五木食品の二社はラーメンと同じ棒タイプの乾麺になっているのです。
東京に住んでた頃このタイプの冷やし中華は全く見かけなかったので九州外では非常に珍しいと思うけど、生麺じゃないから賞味期限が4カ月ぐらいと長く保存もできて結構便利です。

で、調理するとこんな感じ……。
あら不思議!
針金みたいにまっすぐな麺だったのに茹でるとちゃんと縮れてごくごく普通の冷やし中華になるのです!
どんな仕組みなんだろね……?

さて肝心のお味はどうかというと、あっさりとした味付けのスープでとても爽やか。冷やし中華にしては細めの麺なので、少し素麺っぽい感じもします。
永谷園がそうラーメンという素麺とラーメンの中間的な麺を発売してるみたいだけど、たぶんそんな感じの味だと思うっちゃね。まあ、しょうたはそうラーメンなんて食べたことないんだけど……。

さて、長きにわたって九州外では熊本県のアンテナショップでしか買えなかったという五木の冷やし中華ですが、なんと最近ダイソーが取り扱いを始めたらしくSNSなどで首都圏での目撃情報も上がっているようです。
ダイソー価格でも二食入りで110円なので、3個入り200円とかの他メーカーの冷やし中華よりリーズナブルでお求めやくなってます。コスパ・味ともに優秀なので、もし見かけたら買ってみてね。
(※しょうたはダイソーの回し者ではありません。)

しっとるケ (竹下)

「九州お取り寄せできないグルメ」の更新を半年ぐらい放置してしまったことお詫び申し上げます。ここで聞きかじった知識で知ったかぶって九州出身者の地元トークに首をツッコもうと企んでいる人や、商業主義に毒された現代のインターネットに一石を投じる理念に共感したやや左に偏った方は首を長くして更新を待っていたことでしょう。
詳細は1月22日のしょうた日記に書いたけど、トラブルで第二回でやる予定だったゆめタウンのチャンポンを紹介できなくなっただけで、決して「しょうたニュースR」のようにめんどくさくなってやめたとか、「平成ニュース」のように存在を忘れてしまった訳ではないのです。
それじゃ、紹介、行ってみよう!
冬といえばアイスですね。
暖房をガンガンにかけたポカポカの部屋 (九電は原発再稼働したから電気代安いままなのです。) で食べる風呂上がりのアイスは、生命維持のために食べる夏のアイスとは違ったよさがあるよね。
夏のアイスが病気のときに体を温めるために飲むお酒の美味しさなら、冬のアイスはお風呂に浮かびながら飲むワイン……みたいな?あ、しょうたは11歳だけど平成15年2月1日以前に生まれてるからお酒飲んでも大丈夫なんだよ!
もうアイスクリームは冬の季語になってもいいと思うっちゃね。

そんなしょうたのお気に入りのアイスで、今回紹介するお取り寄せできないグルメが「しっとるケ」!
九州で大人気の佐賀のアイスメーカー・竹下製菓が発売しているヨーグルト味のアイスです。
数年前「ミルクック」や「ブラックモンブラン」が関東にも輸出されるようになって西日本ローカルだった竹下も全国で知名度上昇中みたいだけど、この「しっとるケ」は竹下の昔からの販売エリア内でも山口広島では目撃証言のない「九州お取り寄せできないグルメ」と呼ぶにふさわしいマイナー気味なアイスです。

パッケージがこちら!
「食べた瞬間合成着色料の味が口いっぱいに広がって不味くて健康にも悪そう。」と購買意欲を無くすには十分すぎるぐらいふざけきった商品名と舐め切った表情の謎キャラが大きく描かれたパッケージに騙されてはいけません。
外面のひどさに反して

めちゃくちゃ美味しいです!

しっとるケの大きな特徴でおいしさの秘訣が外側のシャーベットと内側のアイスの二層構造。
このシャーベットと絶妙なパリパリ感によってヨーグルトの爽やかさを一層感じられ、内側のアイス部分で滑らかなヨーグルトの甘味をより一層感じられる、そんなヨーグルトの味を引き立ててくれるような食感。
原料のヨーグルトも、自分のよさを最大限使ってくれるものに加工されて胃袋の中で泣いていることでしょう。。

アレなパッケージで損してるだけで、ガリガリくんがゴリラからボーズに代わって人気が出たように、「しっとるケ」も舐め切った表情のキャラをもう少し親しみやすいキャラに代えたら全国規模で人気大爆発するとしょうたは信じています。
でも、これにずっと親しんできた人間としては、胡散臭さいパッケージにも思い入れがある……。
万人受けとノスタルジーの板挟み……。
う~ん、ビジネスって難しいね!しょうたは11歳児だからわかんないや!

ちなみに変なのはパッケージだけでなく、棒に書いてあるアタリとハズレの文章もかなりキマッてて、
「『となりのみよちゃんがおねしょしたのしっとるケ!?』『レディに失礼よ』あたり」
とか
「『女子校に男の子がいるのしっとるケ!?』『美少年まってるわ』はずれ」
とか、電波なものばかり。

初見の人は絶対に買わないB級感満載だけど、味、特に食感は確かなので、九州のスーパーで見かけたら是非食べてみてください。