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【ハローマック】2022年の夏にマックライオンに会う。

ハローマックって?

みんなは

ハローマック

って知っていますか?

ハローマックは1985年から2008年まで東京靴流通センターを運営するチヨダ社が展開していた玩具屋さんで全盛期には全国におよそ500店もの店舗があり、平成キッズから大いに愛された店です。
消滅から10年以上経った今もマスコットキャラクターのマックライオンのグッズが発売されたり、マックライオンを前面に押し出した東京おもちゃショーの東京靴流通センターのブースが話題になるなど根強い人気を誇っています。

さて、そんなハローマックの一番の特徴は一目見ただけでそれとわかる個性的な店舗の外観でしょう。
ハローマックの物件は「夢の国」をイメージして白とピンクで塗られ、絵本のお城っぽいぎざぎざした形状の屋根を持っており、さらに視認性を高めるためにマックライオンがあしらわれた巨大な屋上看板が掲げられるという非常に特徴的なものだったので、

閉店後居抜きでミニストップになっても、

デパートになっても、

大人の玩具屋になっても、

誰が見てもハローマックの建物だとわかるほどです。

とはいえ多くの店舗は塗り替えられており、当時のままの外観を保っているのはわずか数店舗
屋上看板にマックライオンが残されたまま建物が現存している店舗となると広島と千葉に2店舗が残るばかりです。

だがしかし!

完全な姿のまま広島に残るハローマックの建物は今もおもちゃ屋として使われている!!

らしい。
これはもう実質ハローマックですね。

というわけで広島に残る世界最後のハローマック「グリムランド吉田店」に行ってきました!!

しょうたが行ってたのはサティや寿屋 (デパート) のおもちゃ売り場だったから最近までハローマックの存在すら知らなかったなんて言えやしない。

今もマックライオンに会えるおもちゃ屋、グリムランド吉田店

国内唯一のマックライオンがいるおもちゃ屋があるのは戦国大名の毛利家の本拠地だった吉田郡山城の城下。
そんな歴史を感じる町に平成を感じる店「グリムランド吉田店」は構えています。
白とピンクの建物、ぎざぎざの屋根、巨大な屋上看板で手を振るマックライオン。
「ハローマック」の文字こそ塗りつぶされたものの完全にハローマックですね。

きっと店内には爆ベイとかチョロQとかビーダマンとか平成の懐かし玩具が沢山眠っているんでしょうね……。
入ります。



「すみません。すみません。」

帰ります。

あれ、全然昔の玩具が置いてない……。
外はこんなに平成っぽいのに店内にあるのはシンカリオンZ、呪術廻戦のガチャ、モンコレ (※ポケモンのおもちゃ。モンコレナイトとは無関係) など現代の玩具ばかり……。
古いおもちゃはふなっしーグッズとメタルファイトベイブレードのポスターぐらいで、00年代の玩具は置いてなかったです。
少なくともタカラトミー発足前の「―あそびは文化」ロゴはみなかった。
それなりに知名度のある店なので、先に訪れたしょうたのような平成愛好家が買い占めてしまったのでしょうか?

とはいえ、最近の玩具ばかりがあるというのは今もこの店が賑わっていることの証なのかもしれません。仕入れたおもちゃを買って行く人がちゃんといるということですからね。
近くに小学校があったしこの辺のお子たちの放課後の社交場にもなっているんでしょう。

見た目とは裏腹に令和な店内に少し拍子抜けしてしまいましたが、「子供たちが集まる場所」というかつてハローマックが担った役割は屋上看板のマックライオンにとともにしっかりと引き継がれていました
これからもこの町のお子たちのために、そしてハローマックに思いを馳せたいお兄さんたちのために頑張って店を続けてほしいものです。