うえきの福地翼先生の新作「GOLDEN SPIRAL」は尊いおにショタファンタジー!?
「うえきの法則」の福地翼先生が先月から新連載を始めました。
タイトルは「GOLDEN SPIRAL」(以下ゴルスパ)。
時は考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来、腕を剣に変える能力を持つ青年、ザビが海面上昇が続く地球で最後の陸地「すりばちの国」を舞台に安住の地「ユートピー」を求め"天使"と戦ったりするファンタジー漫画です。
今度の能力ではどう戦っていくか、天使の正体、ユートピーは存在するのか……など先の展開が気になるところですが、しょうたが「ゴルスパ」を読むにあたってストーリーとともに楽しみにしていることがあります。
ヒロインのガロきゅん (♂) です。
彼は空から降ってきた正体不明の記憶喪失のおとこのこなんですが、マシマロをほお張ったり、天然だったり、主人公にすごい懐いててとてもかわいいです。
そう、この漫画、
福地先生は2月にも能力者のおじさんと小学生の交流を描いた読み切りを発表しており、どうやら最近おにショタにハマってる様子。
先生はこれまでもついったでおねショタ漫画を発表したり、うえきのバロウきゅんが紳士淑女のみなさんから人気だったり、たま~にいいショタを描いていたのですが、それが安定供給されるなんて夢のよう。
でも今までそういう趣味はなかった先生が急におにショタ作品を描き始めるとは何かあったのでしょうか……?
タイトルは「GOLDEN SPIRAL」(以下ゴルスパ)。
時は考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来、腕を剣に変える能力を持つ青年、ザビが海面上昇が続く地球で最後の陸地「すりばちの国」を舞台に安住の地「ユートピー」を求め"天使"と戦ったりするファンタジー漫画です。
今度の能力ではどう戦っていくか、天使の正体、ユートピーは存在するのか……など先の展開が気になるところですが、しょうたが「ゴルスパ」を読むにあたってストーリーとともに楽しみにしていることがあります。
ヒロインのガロきゅん (♂) です。
彼は空から降ってきた正体不明の記憶喪失のおとこのこなんですが、マシマロをほお張ったり、天然だったり、主人公にすごい懐いててとてもかわいいです。
そう、この漫画、
おにショタ
というもう一つの顔を持つのである……。福地先生は2月にも能力者のおじさんと小学生の交流を描いた読み切りを発表しており、どうやら最近おにショタにハマってる様子。
先生はこれまでもついったでおねショタ漫画を発表したり、うえきのバロウきゅんが紳士淑女のみなさんから人気だったり、たま~にいいショタを描いていたのですが、それが安定供給されるなんて夢のよう。
でも今までそういう趣味はなかった先生が急におにショタ作品を描き始めるとは何かあったのでしょうか……?
今までほとんどショタを描いてこなかった福地先生が突如おにショタを始めたことには驚きますが、実は少年サンデーという雑誌の歴史を通して見るとおにショタはそこまでイレギュラーなことではないです。
だって00年代~10年代初頭にかけてのサンデーは
主人公が猫耳モードで地獄行きになる執事漫画。
合法ショタの父親の貞操を守るために奮戦する不良漫画。
Wikipediaの作品概要で「萌えキャラを男児版にしたような可愛げのある作画 (ショタコンにリンク) 」と説明されたバスケ漫画。
女装が仕事のお仕事漫画。
などショタコンを狙ってるとしか思えないシーン・作品を多数掲載し、そこまで露骨でもない作品にも大量のショタキャラが投入し、ショタコンから支持を得るとともに多くの青少年の性癖を歪めたのですから!!
では、なぜこの時期のサンデーがショタで溢れかえっていたのか?
低年齢層の読者を取り込もうとしたためです。
同じ小学館からコロコロが出ていた影響なのか80~90年代にかけてのサンデーは他の少年誌と比べても読者の年齢層が高く、少年誌と言いつつ少年からはあまり読まれていなかったそうです。
某競馬漫画では少年誌にもかかわらず初夜が描かれたし、某スポーツ漫画は出版コードすれすれの下ネタを毎週のように繰り出していたもんね……。
しかし、小学生から大人まで幅広い世代に受けて大ヒットしたコナンの成功に味を占めたのか、2000年に就任した都築伸一郎編集長時代頃からメディアミックス路線にシフトしガッシュなどが大ヒット。
後任の三上信一編集長はそれをさらに発展させ「読者層を本来の年齢層である小・中学生に戻す」として低年齢化を進め、その結果小中学生の読者を引き付けるために彼らにとって共感しやすい歳の近いキャラ、つまりショタが多く登場することになったのです。
まあ女装とか露骨すぎるやつはショタの増加に悪乗りしたショタコンの気があった漫画家や編集の暗躍のせいでしょう……。
この戦略は短期的には大成功をおさめ、ガッシュ、MAR、絶対可憐チルドレン、マギなど多くのヒット作が生まれサンデーは活気づきました。
男の子ではありませんが、初期の絶対可憐チルドレンもチルドレンが小学生だったりアニメも女児を意識したものになるなど小学生も意識された展開でしたね。
しかし大幅な路線変更の副作用でゆうきまさみ、久米田康治、村枝健一などのベテラン~中堅作家が相次いで打ち切りにあい他社や他誌に移籍したり、福地翼ぐらいしか新人が育たないなど弊害も出始め、その後の鳥光・市原編集長時代、特にあだち充イズムを重視した市原編集長時代になると読者の対象年齢は再び引き上げられ、それとともにメインキャラクターも高校生以上が中心になってサンデーの誌面からショタの姿は激減し現在の状況に落ち着きます。
だって00年代~10年代初頭にかけてのサンデーは
主人公が猫耳モードで地獄行きになる執事漫画。
合法ショタの父親の貞操を守るために奮戦する不良漫画。
Wikipediaの作品概要で「萌えキャラを男児版にしたような可愛げのある作画 (ショタコンにリンク) 」と説明されたバスケ漫画。
女装が仕事のお仕事漫画。
などショタコンを狙ってるとしか思えないシーン・作品を多数掲載し、そこまで露骨でもない作品にも大量のショタキャラが投入し、ショタコンから支持を得るとともに多くの青少年の性癖を歪めたのですから!!
では、なぜこの時期のサンデーがショタで溢れかえっていたのか?
低年齢層の読者を取り込もうとしたためです。
同じ小学館からコロコロが出ていた影響なのか80~90年代にかけてのサンデーは他の少年誌と比べても読者の年齢層が高く、少年誌と言いつつ少年からはあまり読まれていなかったそうです。
某競馬漫画では少年誌にもかかわらず初夜が描かれたし、某スポーツ漫画は出版コードすれすれの下ネタを毎週のように繰り出していたもんね……。
しかし、小学生から大人まで幅広い世代に受けて大ヒットしたコナンの成功に味を占めたのか、2000年に就任した都築伸一郎編集長時代頃からメディアミックス路線にシフトしガッシュなどが大ヒット。
後任の三上信一編集長はそれをさらに発展させ「読者層を本来の年齢層である小・中学生に戻す」として低年齢化を進め、その結果小中学生の読者を引き付けるために彼らにとって共感しやすい歳の近いキャラ、つまりショタが多く登場することになったのです。
まあ女装とか露骨すぎるやつはショタの増加に悪乗りしたショタコンの気があった漫画家や編集の暗躍のせいでしょう……。
この戦略は短期的には大成功をおさめ、ガッシュ、MAR、絶対可憐チルドレン、マギなど多くのヒット作が生まれサンデーは活気づきました。
男の子ではありませんが、初期の絶対可憐チルドレンもチルドレンが小学生だったりアニメも女児を意識したものになるなど小学生も意識された展開でしたね。
しかし大幅な路線変更の副作用でゆうきまさみ、久米田康治、村枝健一などのベテラン~中堅作家が相次いで打ち切りにあい他社や他誌に移籍したり、福地翼ぐらいしか新人が育たないなど弊害も出始め、その後の鳥光・市原編集長時代、特にあだち充イズムを重視した市原編集長時代になると読者の対象年齢は再び引き上げられ、それとともにメインキャラクターも高校生以上が中心になってサンデーの誌面からショタの姿は激減し現在の状況に落ち着きます。
そんな高校生や大人のキャラが増えた2020年代のサンデーで福地先生のようなベテラン一歩手前の作家が突然おにショタを始めたのは、現在の大嶋編集長による編集方針変更の布石のように思えるのです。
大嶋編集長はコロコロ編集部出身で、コロコロ時代には「イナズマイレブン」や「パズドラZ」などを、サンデー異動後も「コナン」を担当し、メディアミックスのやり方は熟知しています。
そこで00年代のような大々的なメディアミックス企画を打とうとして、その予定作品の第一弾として「うえき」で大当たりを中てた福地先生の新連載に白羽の矢が立ち、低年齢層からも親しみやすい作品となるように主人公の相棒役にショタが投入されることになったのではないでしょうか?
「ラブコメクエスト」とか最近の新連載作品も00年代サンデーに載ってても違和感ないし、「ラストカルテ」なんて冠茂が担当についているのかと思ったほどワイルドライフだったし、大嶋編集長はあの頃のサンデーを意識はしているはずです。
一方で「このマンガのヒロインは守崎あまねです。」のような80年代・市原時代っぽい作品もあったので、各時代のサンデーが積み上げてきた良い所をバランスよく取り入れていこうという方針なのかもしれません。
そんなわけで福地先生のおにショタは目の保養のみならず、サンデーの今後の行方を占う大事なものになるかもしれないと思うっちゃね。
しょうた11歳は「GOLDEN SPIRAL」と大島編集長を応援しています。
大嶋編集長はコロコロ編集部出身で、コロコロ時代には「イナズマイレブン」や「パズドラZ」などを、サンデー異動後も「コナン」を担当し、メディアミックスのやり方は熟知しています。
そこで00年代のような大々的なメディアミックス企画を打とうとして、その予定作品の第一弾として「うえき」で大当たりを中てた福地先生の新連載に白羽の矢が立ち、低年齢層からも親しみやすい作品となるように主人公の相棒役にショタが投入されることになったのではないでしょうか?
「ラブコメクエスト」とか最近の新連載作品も00年代サンデーに載ってても違和感ないし、「ラストカルテ」なんて冠茂が担当についているのかと思ったほどワイルドライフだったし、大嶋編集長はあの頃のサンデーを意識はしているはずです。
一方で「このマンガのヒロインは守崎あまねです。」のような80年代・市原時代っぽい作品もあったので、各時代のサンデーが積み上げてきた良い所をバランスよく取り入れていこうという方針なのかもしれません。
そんなわけで福地先生のおにショタは目の保養のみならず、サンデーの今後の行方を占う大事なものになるかもしれないと思うっちゃね。
しょうた11歳は「GOLDEN SPIRAL」と大島編集長を応援しています。
H34-05-30 公開