平成J-popの時代を感じる歌詞を集めてみたよ
目次
テレビで昭和の音楽を聴かされると「ダイヤルを回す」「針が降りる」など、意味の分からない歌詞が出てきたりします。
一応「ダイヤルを回す」は電話をかける (黒電話) 、「針が降りる」はレコードをかけるという、昭和おぢさんにとっては当たり前の日常を描いた歌詞だそうですが、しょうたのような平成少年は、なんのことだかさっぱりわかりません。
そこでしょうたは思いました。
平成のJ-popにも、そろそろ令和では意味の通じなくなっている歌詞が混ざりつつあるんじゃないかと。
ということで、今日は平成のJ-pop時代を感じる歌詞を集めてみたよ!
一応「ダイヤルを回す」は電話をかける (黒電話) 、「針が降りる」はレコードをかけるという、昭和おぢさんにとっては当たり前の日常を描いた歌詞だそうですが、しょうたのような平成少年は、なんのことだかさっぱりわかりません。
そこでしょうたは思いました。
平成のJ-popにも、そろそろ令和では意味の通じなくなっている歌詞が混ざりつつあるんじゃないかと。
ということで、今日は平成のJ-pop時代を感じる歌詞を集めてみたよ!
さぁ出かけよう 土曜の午後 二人だけで
Whiteberry「Whiteberryの小さな大冒険」(平成12年4月19日)
学校の土曜授業廃止が14年度からなので、これは放課後、それも普段より長い放課後の出来事を歌った曲です。Whiteberry「Whiteberryの小さな大冒険」(平成12年4月19日)
「小さな大冒険」という矛盾しているようなタイトルも、普段の放課後=小さな冒険より、土曜の放課後が長いと考えると意味が通ります。
ゆとりオブゆとりキッズのしょうたには土曜の放課後の雰囲気はわかりませんが、平成25年から土曜授業が復活しているらしいので、逆に令和キッズには通じる可能性があります。
ノストラダムス大予言した通り この星が 爆発する日はひとつになりたい
川本真琴「1/2」(平成9年3月21日)
フランスの占星術師のノスタルダムスが遺した予言を五島勉という三流ライターが金目当てで大袈裟に解釈した本がヒットして、昭和後期~平成前期の日本では1999年7月に恐怖の大魔王が舞い降りて世界が滅ぶという説が広がっていました。かのオウム真理教もこの出鱈目話に大きな思想的影響を受けて終末論を完成させてテロに走ったそうです。川本真琴「1/2」(平成9年3月21日)
なお、欧州の古典学者の解釈に沿うと、恐怖の大王の降臨は「欧米諸国を恐怖させる強大な君主の再来」を意味するようですが、99年8月にプーチンが首相に就任したので、恐怖の大王の正体はプーチンだったのかもしれません。
関連:人類は今年も滅亡するようです。~平成を騒がせた人類滅亡説~
CPUなら100万メガヘルツで あなたのお役にたってみせます
YURIMARI「Hello I LOVE YOU」(平成10年8月19日)
平成版ドクタースランプの2代目OPより。YURIMARI「Hello I LOVE YOU」(平成10年8月19日)
パソコンに詳しい方は違和感を持ちませんか?
100万メガヘルツってなんだよ。それを言うなら1テラヘルツだろ、って。
平成10年当時のパソコンのCPUの最大値は400メガヘルツで、ギガヘルツさえ越えられていなかった頃。テラなんて夢のまた夢です。
歌詞のおさまりがいいからじゃないの?という無粋なツッコミはやめましょう。、
突然の 転校で どうしようもなく 手紙 書くよ 電話もするよ 忘れないでね 僕のことを
ZONE「secret base~君がくれたもの~」(平成13年8月8日)
インターネットは発達途中。ケータイを持つのは高校生や大学生からだった平成中期まで、お子達にとっての引っ越しは今生の別れに匹敵するものでした。ZONE「secret base~君がくれたもの~」(平成13年8月8日)
小学生もスマホをもって規約無視でSNSをしている現代なら「LINEするよインスタ見てるよ忘れないね僕のこと」で何の感慨もないんでしょうね。
しょうたも昔転校して泣いて別れた友達のことをふとSNSで探したら普通に見つけたことあります。あの涙を返せ!
関連:森嶋帆高はなぜ拳銃を手に入れたのか~スマホ社会で離別を描くことの難しさ~
やっぱおいしいとんこつラーメンはここしか食べれんけんね!
森高千里「この街」(平成2年10月17日)
森高千里が故郷の熊本への思いを歌った曲。森高千里「この街」(平成2年10月17日)
ただのお国自慢にも聞こえる歌詞だけど、昭和末期にマネーの虎でお馴染み川原社長のなんでんかんでんがオープンして環七ラーメン戦争が勃発するまで、東京でラーメンを食べることができなかった (※しょうたは豚骨以外ラーメンと認めていません。) ことを踏まえると、このフレーズに込められた思いを感じられると思うっちゃね。
一風堂や一幸舎のおかげで日本全国どこにいてもラーメンを食べれる平成後半~現代は本当にいい時代ですね!
たしかイチローが満塁ホームラン打った あの日以来会ってないわよね
LINDBERG「もっと愛し合いましょ」(平成7年11月1日)
平成のスター選手といえばイチロー。LINDBERG「もっと愛し合いましょ」(平成7年11月1日)
前年にプロ野球史上初のシーズン200安打を達成するなど、既に頭角を表して注目の存在になっていたようです。
ちなみにこの曲から一番近いイチローの満塁ホームランは6月10日のダイエー戦。
現代なら「大谷が完封勝ちしたあの日」にでもなるのかな。
近頃の僕は 暗く狭い部屋の 冷たい壁に張りついてブラウン管しか見えない
B-DASH「平和島」(平成14年9月25日)
ブラウン管テレビも気付けば絶滅し、ブラウン管も死語になりました。B-DASH「平和島」(平成14年9月25日)
今なら人生に絶望して鬱モードになれば「暖かいお布団にくるまってスマホしか見えない」となりますが、21世紀初頭は例によってネットがまだ普及していないので、人生に絶望して鬱モードになったとき部屋でやることと言ったら、テレビ見るぐらいしかないのです。
もっとも、B-DASHの場合はボーカルのGONGONの弟がバンドのサポートの傍ら5億年ボタンを発表したりしていたので、絶望して家にこもったときも普通にパソコンもしていた可能性は高いです。
あ、けどそのころはパソコンもブラウン管モニタだったりするか……。
関連:ブラウン管の前の皆さんこんばんは
昨日の夜、駅前TSUTAYAさんで僕はビートルズを借りた
神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まないっ」(平成22年3月10日)
2010年代前半までは、音楽はレンタルビデオ屋のレンタルCDコーナーで借りたのをウォークマンやMDに入れて聞いていました。神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まないっ」(平成22年3月10日)
レンタルビデオ屋は閉店が相次いでいて、体感でも全盛期の半分も残っていないけど、あの頃は駅ごとにあったよね……。
それにしても、商業主義に基づいてオリコンチャート上位の曲が猛プッシュされていたレンタルCDコーナーの中から前知識なくビートルズやセックスピストルズを借りるとは、の子さん中学の頃から「持ってる」ね。
関連:消えつつある平成の風景・レンタルビデオ屋のおもひで
名の知れないアマチュアバンドの MDを 誰かがみんなに聞かせたら すごく流行った
松浦亜弥「笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~」(平成14年1月1日)
平成が終わった頃にMDプレーヤーは生産中止になって、平成のおもひでの彼方です。 (ディスクは生産継続)松浦亜弥「笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~」(平成14年1月1日)
しょうたが中学生の頃は、ウォークマンやiPodを持っていない層の間ではまだギリギリMDが使われてたんだけど、この歌詞と同じように誰かが名のしれないアマチュアバンドのMDを持ってきてすごく流行ったということがありました。そのバンド名は「世界の終わり」――今のセカオワですね。
フライングゲット僕は一足先に 君の気持ち今すぐ手に入れようか
AKB48「フライングゲット」(平成23年8月24日)
雑誌やCDを発売日より前に購入する行為をフライングゲットと言っていたけど、版元の取締りや配信への移行が進んでもはや死語ですね。AKB48「フライングゲット」(平成23年8月24日)
「フライングゲット」がフライングゲットでミリオンを達成して話題になったのも、CDが売れていた平成の昔ばなしです。
急行待ちの 踏切あたりこんなとこにいるはずもないのに
山崎まさよし「One more time, One more chance」(平成9年1月22日)
急行も走るような主な路線では立体交差化が進んで踏切もほとんどなくなってしまいました。山崎まさよし「One more time, One more chance」(平成9年1月22日)
ファンの方による考察では、この曲に出てくる踏切は桜木町付近の東急線の踏切だそうですが、こちらもみなとみらい線として地下に潜って廃止されています。
現在も西武新宿線と東上線は踏切が多数残っていて急停車の多さで悪名高いですが、それらもそれぞれ地下化と高架化が決まっているようで、10年後には沿線の風景も大きく変わっていることでしょう。
駅前の踏切から伸びる中央線も書いていないような細い道路沿いに商店街が広がる私鉄沿線にありがちな街並みが平成の記憶として語られる日は近いのかもしれません。
東京タワーだって あなたと見る通天閣にはかなわへんよ
DREAM COME TRUE「大阪LOVOR」(平成19年3月7日)
現代の東京と大阪の二大高層建築といえば、スカイツリーとあべのハルカスですが、スカイツリーの開業は平成24年。ハルカスの開業は平成26年。DREAM COME TRUE「大阪LOVOR」(平成19年3月7日)
平成後期までは、まだ東京タワーと通天閣が東京/大阪の象徴でした。
「通天閣はそんなに高くないじゃん」と言ってはいけない。