流行
~単独ページ~
■人類は今年も滅亡するそうです~平成を騒がせた人類滅亡説~ ■カープ女子現象とあまちゃんフィーバーの類似性 ■疲れた平成人は動物に癒しを求める ■万博に行こう!EXPO2005 愛・地球博を振り返る!
■人類は今年も滅亡するそうです~平成を騒がせた人類滅亡説~ ■カープ女子現象とあまちゃんフィーバーの類似性 ■疲れた平成人は動物に癒しを求める ■万博に行こう!EXPO2005 愛・地球博を振り返る!
世のy2kブームでスクバ (スクールバッグ) が復活しているらしいです。
渋谷109にあるようなブランドも作っていてファッション性も高いし、再評価されてしかるべきものだと思うっちゃね。
さて、そんなスクバの流行った時代から少し後の平成20年代前半の高校生の間では、スマートでデザイン重視なスクバとは対照的に実用性重視でデカくてゴツいエナメルバッグ (鈍器) が流行っていました。 スクバはもちろん現代の高校生のスタンダードアイテムのホモランドセルと比較してもデカいバッグに一体何入れてるんだ?って話だけど、あの頃の高校生は教科書以外にも色々なアイテムをバッグに入れていたのです。
ということで、今日は平成20年代の男子高校生が教科書以外に何をバッグに入れていたのか振り返ってみます。
ウォークマンと言っても世間一般が思い浮かべるMDのアレではなく、NW-S730F系のメモリー式ウォークマンです。
既にMDは家のプレイヤーで中学の時 (まだウォークマンを持ってない頃) に録音した曲を聞くときぐらいにしか用いられなくなっていたからね。割れはあっても公式の配信は充実してないし、電子書籍も普及していない平成20年代前半では、まだ漫画は紙の本で読まれていたので、通学中の暇つぶしで漫画を読むには紙の本が必要でした。学業に全く関係ないものなので当然持ち込み禁止で先生に見つかるとボッシュートされていたけど面白いから持ってきちゃうよね。
エナメルバッグの底には中敷があるので、みんなその下に隠して持ってきていました。アレ禁止アイテムを学校に密輸するのにも便利だったよな……。
火曜日にはジャンプの回し読みをしたり (※当時の九州ではジャンプは火曜発売) 、持ってきた単行本の貸し借りも行われたり紙の本があったからこその文化も華開きました。
貸し借りを通じて変な漫画が局所的に流行ることもあって、中のお兄さんの周りだと、不正うpされたアニメとの相乗効果でとっくに打ち切られていた「かってに改蔵」の下ネタをやっていた頃の巻だけが流行ったり、リア充がオタクが持ってきたひぐらしを取り上げてバカにするつもりで読んだらハマったりしたってさ。
当時のリア充は昼休みとか洗面所で髪にスプレーしていたものだけど、今はドラッグストアに行っても売ってないよね……。
今の高校生は脱ゆとりでもタブレットになって楽そうでいいよね。
大きか銀チョコは早弁、昼食、部活終わり、塾の帰りなどあらゆる場面で大活躍!売店では真っ先に売り切れていたし、家からも持ってきていました!
ちなみに、昭和の昔では同じくリョーユーが出しているマンハッタン (現在も発売中) というカロリーの塊が平成の大きか銀チョコポジにあったそうです。
渋谷109にあるようなブランドも作っていてファッション性も高いし、再評価されてしかるべきものだと思うっちゃね。
さて、そんなスクバの流行った時代から少し後の平成20年代前半の高校生の間では、スマートでデザイン重視なスクバとは対照的に実用性重視でデカくてゴツいエナメルバッグ (鈍器) が流行っていました。 スクバはもちろん現代の高校生のスタンダードアイテムのホモランドセルと比較してもデカいバッグに一体何入れてるんだ?って話だけど、あの頃の高校生は教科書以外にも色々なアイテムをバッグに入れていたのです。
ということで、今日は平成20年代の男子高校生が教科書以外に何をバッグに入れていたのか振り返ってみます。
①携帯音楽プレイヤー
まだガラケー派やガラケーすら持ってない人も結構いたし、スマホを持っていても通信環境が今ほどよくなくて気軽にYoutubeを開けたわけではなかったので、音楽を聴くためにウォークマンや今はなきipodを持ち歩いていました。ウォークマンと言っても世間一般が思い浮かべるMDのアレではなく、NW-S730F系のメモリー式ウォークマンです。
既にMDは家のプレイヤーで中学の時 (まだウォークマンを持ってない頃) に録音した曲を聞くときぐらいにしか用いられなくなっていたからね。
②漫画
スマホは普及途上で、エナメルバッグの底には中敷があるので、みんなその下に隠して持ってきていました。アレ禁止アイテムを学校に密輸するのにも便利だったよな……。
火曜日にはジャンプの回し読みをしたり (※当時の九州ではジャンプは火曜発売) 、持ってきた単行本の貸し借りも行われたり紙の本があったからこその文化も華開きました。
貸し借りを通じて変な漫画が局所的に流行ることもあって、中のお兄さんの周りだと、
③フォグバー
瑛太や三浦春馬がロンドンで「シュッシュ」言ってるCMで一世を風靡したスプレー式のワックス。当時のリア充は昼休みとか洗面所で髪にスプレーしていたものだけど、今はドラッグストアに行っても売ってないよね……。
④教科書
バッグに教科書が入ってるのは当たり前って言われるかもしれないけど、脱ゆとり教育で教科書は厚くなるし、増えるし、教科書の改訂が間に合わなかったのか補足冊子までできるし、教科書が膨れ上がっていたのです。スクバが廃れたのもそれが一因だと思うっちゃね。今の高校生は脱ゆとりでもタブレットになって楽そうでいいよね。
⑤大きか銀チョコ
西日本限定の話になるけど、福岡のリョーユーという会社が大きか銀チョコというカロリーの塊を出していて学生から絶大な支持を得ていました。たぶん今も人気なはず……。大きか銀チョコは早弁、昼食、部活終わり、塾の帰りなどあらゆる場面で大活躍!売店では真っ先に売り切れていたし、家からも持ってきていました!
ちなみに、昭和の昔では同じくリョーユーが出しているマンハッタン (現在も発売中) というカロリーの塊が平成の大きか銀チョコポジにあったそうです。
先月末、佐賀のデパートの玉屋のレストランが閉店するというニュースを聞いて、玉屋つながりで系列の佐世保玉屋で提供されている隠れた佐世保名物の玉屋サンドがなくなると早とちりしてしまったしょうたは大慌てで佐世保に行ってきました。
もちろんサンドイッチはおいしかったんだけど、せっかく佐世保まで来てサンドイッチだけ食べてとんぼ帰りするのは勿体ないので佐世保バーガーも食べようとハンバーガー屋さんを探して商店街の中を彷徨ってみました。結局食べ物のことしか考えてないのかよっ!
それで佐世保の町中を歩いていて思ったけど、リリースからだいぶたつのに相変わらず「艦隊これくしょん」って人気だね。パネルとかポスターがいたるところに飾られているし、聖地巡礼に来たとおぼしき艦娘の缶バッジつけた提督 (艦これのオタク) がウロウロしているのも見かけました。
今では痛い言動がみんなに笑われているハゲが放送作家としてみんなを笑わせていた頃に書いた「永遠の0」が大ヒットしたこともあったし、海軍関係のコンテンツは定期的に流行りますね。泥臭くてダサいイメージのある陸軍と違ってかっこいいから?
さて、00年代半ばにも旧海軍関係の大きなブームがありました。
当時の世界最大にして戦艦時代の最後を飾った大日本海軍の戦艦
タカラ (当時) やディアゴスティーニなど各社がこぞって大和の模型を出したり、大和の新写真が発見されたニュースが新聞の一面を飾ったり、「ドラえもん」でラジコン海戦の話がリメイクされ「かみちゅ!」でも戦艦大和をテーマにした話が作られたりしてアニメにまで影響が及んだり、軍靴の幻聴を聞いた左翼がお気持ち表明したり、大和が社会現象になりました。
ブームの火付け役は平成17年4月に呉市にオープンした旧海軍の歴史を中心とした船舶技術を展示する博物館「大和ミュージアム」でした。
目玉となった1/10スケールの大和の模型や構想から開業までの10年近くに及んだ入念な準備が功を奏し、初年度には地方の博物館として異例の年間161万人もの来場者を集める人気観光地として注目を集めました。どれぐらいすごいのかわからないので参考までに晩年のスペースワールドと晩年のとしまえんの年間来場者数を記しますが、それぞれ164万人と112万人なので有名テーマパーク並~それ以上の人が来たことになります。
こうして世間で戦艦大和への関心が高まる中、タイミングよく戦艦大和を題材にした映画「男たちの大和/YAMATO」が公開され、平成17年の邦画興行収入1位・制作元の東映史上でも2位を記録する大ヒット作となり、博物館と映画の相乗効果で大和のブームはさらに加熱。
その後も大和ブームに便乗して大和ミュージアムの隣に海自の潜水艦の展示施設「てつのくじら館」が建てられたり、関心が高まったおかげからなのか大和に関する研究が進んで新発見も相次いだこともあって、しばらくブームは続きました。
海軍は高度経済成長期も昔から何度かブームを起こしてはいたそうですが、今回のブームで特筆すべき点は若い世代にも受け入れられたことでしょう。
「男たちの大和/YAMATO」公開時にも東映上層部は観客のメイン層は50代と踏んでいたように、業界では戦争関係の映画に興味を持つのはオッサンというのが常識とされていたみたいですが、制作指揮をとった角川春樹は10代・20代にも見てもらいたい映画を目指し、実際に「男たちの大和/YAMATO」は泣ける映画として若者にも受け入れられました。
話のつかみの部分で出てきた大和ブーム後の「永遠の0」が幅広い世代に受け入れられて大ヒットしたのも、この大和ブームが海軍関係のものへの間口を広げたおかげかもね。
もちろんサンドイッチはおいしかったんだけど、せっかく佐世保まで来てサンドイッチだけ食べてとんぼ帰りするのは勿体ないので佐世保バーガーも食べようとハンバーガー屋さんを探して商店街の中を彷徨ってみました。結局食べ物のことしか考えてないのかよっ!
それで佐世保の町中を歩いていて思ったけど、リリースからだいぶたつのに相変わらず「艦隊これくしょん」って人気だね。パネルとかポスターがいたるところに飾られているし、聖地巡礼に来たとおぼしき艦娘の缶バッジつけた提督 (艦これのオタク) がウロウロしているのも見かけました。
今では痛い言動がみんなに笑われているハゲが放送作家としてみんなを笑わせていた頃に書いた「永遠の0」が大ヒットしたこともあったし、海軍関係のコンテンツは定期的に流行りますね。泥臭くてダサいイメージのある陸軍と違ってかっこいいから?
さて、00年代半ばにも旧海軍関係の大きなブームがありました。
当時の世界最大にして戦艦時代の最後を飾った大日本海軍の戦艦
大和
です。タカラ (当時) やディアゴスティーニなど各社がこぞって大和の模型を出したり、大和の新写真が発見されたニュースが新聞の一面を飾ったり、「ドラえもん」でラジコン海戦の話がリメイクされ「かみちゅ!」でも戦艦大和をテーマにした話が作られたりしてアニメにまで影響が及んだり、軍靴の幻聴を聞いた左翼がお気持ち表明したり、大和が社会現象になりました。
ブームの火付け役は平成17年4月に呉市にオープンした旧海軍の歴史を中心とした船舶技術を展示する博物館「大和ミュージアム」でした。
目玉となった1/10スケールの大和の模型や構想から開業までの10年近くに及んだ入念な準備が功を奏し、初年度には地方の博物館として異例の年間161万人もの来場者を集める人気観光地として注目を集めました。どれぐらいすごいのかわからないので参考までに晩年のスペースワールドと晩年のとしまえんの年間来場者数を記しますが、それぞれ164万人と112万人なので有名テーマパーク並~それ以上の人が来たことになります。
こうして世間で戦艦大和への関心が高まる中、タイミングよく戦艦大和を題材にした映画「男たちの大和/YAMATO」が公開され、平成17年の邦画興行収入1位・制作元の東映史上でも2位を記録する大ヒット作となり、博物館と映画の相乗効果で大和のブームはさらに加熱。
その後も大和ブームに便乗して大和ミュージアムの隣に海自の潜水艦の展示施設「てつのくじら館」が建てられたり、関心が高まったおかげからなのか大和に関する研究が進んで新発見も相次いだこともあって、しばらくブームは続きました。
海軍は高度経済成長期も昔から何度かブームを起こしてはいたそうですが、今回のブームで特筆すべき点は若い世代にも受け入れられたことでしょう。
「男たちの大和/YAMATO」公開時にも東映上層部は観客のメイン層は50代と踏んでいたように、業界では戦争関係の映画に興味を持つのはオッサンというのが常識とされていたみたいですが、制作指揮をとった角川春樹は10代・20代にも見てもらいたい映画を目指し、実際に「男たちの大和/YAMATO」は泣ける映画として若者にも受け入れられました。
話のつかみの部分で出てきた大和ブーム後の「永遠の0」が幅広い世代に受け入れられて大ヒットしたのも、この大和ブームが海軍関係のものへの間口を広げたおかげかもね。